航空業界でも超音波探傷が行われている!

超音波探傷とは非破壊検査の一種で、検査対象を破壊(分解)することなく超音波を利用して正確に内部のキズの状況を把握する検査方法です。

人間の病気を探すエコー検査も同様の概念と考えて良いでしょう。超音波探傷は建設現場や自動車業界、航空業界でもこの検査方法が行われています。航空業界での超音波探傷は、航空機整備や点検業務で非破壊検査として行われます。

航空機はよく、「空を飛ぶ鉄の塊」と言われますが、一般的な旅客機として利用される飛行機は縦通材(ストリンガー)にフレーム(円きょう)を巻く骨格構造に外板(ボディ)貼られている構造となり、アルミニュウム合金やFRP、炭素繊維などが使用されており、鉄は一切使われていません。

鉄は水分に酸素が付くと酸化することで錆が付きます。鉄は強度が強い反面、非常が重く金属疲労に弱い側面を持つため、軽量で圧縮、捩じりに強いアルミニュウム合金が使われます。航空機は飛行で空力抵抗を受け、上空での高い気圧に耐える構造になっています。

しかしながら、上空で紫外線や風雨や気圧の影響を受け、さらにタッチダウンの衝撃やエンジンブラストの影響を長期で受ける飛行機の構造に金属疲労の可能性は考えられないものではありません。

飛行機を分解することなく超音波探傷による非破壊検査は、飛行機の内部構造の問題を外部から、短時間で効率よく検査を行うものです。超音波を飛ばすことで正確にキズの範囲を把握し、予め修理の計画を立てて安全運航ができるのです。

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